【エネカリ体験談】現地調査はどんなことをするの?実際の様子をレポート!

太陽光発電システムなど省エネ機器を設置する際には、まず現地調査をさせていただいております。
現地調査では具体的にどこを確認するのか、何を調査するか、今回は太陽光発電と蓄電池のご依頼をいただいたお客さま宅を例に実際の現地調査の様子を紹介します。


Step1 10:00~10:15 分電盤と配線ルートの確認

お客さまのお宅に到着し、作業の流れを簡単にご説明した後、まず1階浴室の脱衣室にある分電盤とお風呂場にある点検口から配線ルートを確認しました。

・分電盤

アンペア数、電線の太さ、空き回路などお客さまの既存設備の情報、配線や接続に問題がないかについて確認するため、分電盤を確認しました。

・配線ルート

太陽光パネル、蓄電池などは、専用ケーブルで接続する必要がありますが、現地調査で配線ルートを事前に確認することで、ケーブルをできるだけ露出しないよう、施工時に床下や壁の内側を通すなど工夫することができます。

また、太陽光発電システムには、発電した直流電力を家庭で使用できる交流電力へ変換するパワーコンディショナが必要です。電力ロスを抑えるため、なるべく分電盤の近くに設置することが原則ですが、できれば目立たない場所に設置したいものです。この配線ルート、設置スペースが確保できるかどうかも確認し、設置場所についてお客さまと相談しました。


Step2 10:15~10:30 屋根裏の確認

2階のクロゼットから屋根裏を確認することで、屋根の状況や雨漏りがないかどうかを確認しました。
 

Step3 10:30~10:50 屋根の確認

屋根の確認では、屋根材、屋根の形、寸法、勾配、方位、屋根材の劣化状況などについて確認します。
今回はお客さまから事前にご自宅の図面をいただいていましたので、屋根に上って屋根全体の寸法や勾配、方位などを実測して、図面と相違ないかしっかり確認しました。

お客さまの屋根の状態によっては、太陽光パネルを搭載する前に部分的に屋根の補強や、劣化が激しい場合には葺き替えが必要になることがあります。
 

Step4 10:50~10:55 周辺環境の確認

電力会社への太陽光発電の申請に必要な引き込みの電柱番号、電力メーター、駐車・作業スペース、お客さま宅の周りに高い建物や樹木があるかどうかなどについて確認しました。
周りに高い建物や樹木があると、時間帯によって屋根に影ができて、想定の発電量に届かない場合があります。

なお、蓄電池は機器により設置場所が異なりますが、今回は屋外型の蓄電池を設置するため、お客さま宅外の設置スペースも確認しました。

最後に使用した道具を片付け、現地調査が終了しました。


まとめ

現地調査は工事の前に家まできて、やや面倒と思うかもしれませんが、今回のご紹介のように、1~2時間程度で終了します。
工事会社の作業はかなり細かく、手間がかかるように感じますが、現地調査はとても大事な作業です。
現地調査でお宅の状況を事前にしっかり確認することで、より正確なお見積りを出すことが可能です。さらに、お客さまのご要望を直接ヒヤリングすることで、設置工事がよりスムーズに行うことができ、工事時間の短縮にもつながります。

当社は無料に現地調査を行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事で紹介した省エネ設備

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