【検証してみました】第1弾~屋根の向きによって太陽光の発電量はどれくらい変わるの?

 1.はじめに

太陽光発電システムは、どれくらい発電できるか気になっている方が多いのではないでしょうか。せっかく導入するからには、できるだけたくさん発電してほしいものです。

実は、屋根の向きや、設置するパネルの大きさによって、太陽光発電の発電量は大きく変わります。
よく言われるのが南向きに設置するのが一番効率良いですが、実際どうなのでしょうか、今回オール電化のお宅で太陽光発電システムを導入された3邸の2022年1月~6月半年間の発電量を計測し、検証してみました。
 

2.太陽光発電量の検証結果~やはり南向きが一番効率いい~


※発電量・消費電力量が確認できるeconowaアプリのデータです。

月間の発電量から見ると、やはり5.5kWの太陽光を導入されたM邸の発電量が一番多いです。太陽光の発電容量が大きいほど、発電量も大きくなっています。

しかし、水色の1kW当たりの発電量から見ると、発電容量が1.48kWで一番小さいK邸のほうが、1kW当たりの発電量が最も多いです。晴れた日が多い5月はなんと、1kW当たり134kWhです。

その理由は、都心の狭小住宅であるK邸の屋根は大きくないですが、真南に太陽光を設置しました。1日の中で日射量が最も増えるのが正午ですので、南向きに設置することによって、効率的に発電ができます。

 

3.太陽光の発電時間の検証結果~発電時間が長いのは東面・西面~

次に、太陽光の発電時間の検証結果を見てみましょう。




太陽光の発電開始時間と終了時間を見ると、1月から6月の推移につれて、日の出から日没までの時間が長くなるほど発電時間が長くなっていることがわかります。

また、屋根の向きが東面・西面のM邸と南面のK邸を比較すると、M邸の方が発電時間は長くなっています。

太陽は東から昇ってから南を通って西へ沈んでいきますので、確かに正午の時間は日射が南に集中し、発電効率がいいですが、東面・西面の2面に設置できれば、南1面よりも長い時間発電できます。

 

4.まとめ

既に建てられたお宅で、屋根が小さいから、南向きではないからと、太陽光発電システムの導入を初めからあきらめている方も多いのではないでしょうか。

搭載の太陽光容量が小さくても、南向きなら発電量が大きいですし、南向きじゃなくても、東面・西面の2面に設置できれば、発電時間が長く、十分な発電量が見込めます。

TEPCOホームテックでは、無料で現地調査を行っており、お客さま宅の屋根の形や特徴にあわせて、どの方位が良いか、どれくらいの容量が最適かご提案いたします。

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